JA22Wジムニー
走行距離は16万km過ぎています。
信号待ちでエンストするので診てほしいとのご依頼。
始動してみると、ブッブッブ・・・と
明らかに1気筒燃えてない感じです。
冷却水を確認すると、ラジエターは空っぽ!
明らかに漏れた跡があります。
圧縮圧力を測定すると、2番シリンダー圧縮なし。
どうやらオーバーヒートでヘッドガスケットが損傷したようです。
それ以外にも損傷がある可能性があるので、
それなりに金額がかかることをお客様の了解を得た上で、
まずはシリンダヘッドを降ろします。
じっくり調べていくと・・・
2番シリンダーの排気バルブ1本(写真左)だけ、明らかに他(右)と色が違います。
どうやらこの1本だけ異常摩耗か何かで引っ込みすぎてしまい
バルブが完全に閉じ切らずに圧縮がかからないようです。
他にもカムシャフトが固着気味でかなり動きが重いなど
いろいろ問題があるようなので、
シリンダヘッドはリビルト品と交換してしまいます。
ヘッドから下、ブロック等は大きな問題はなさそうです。
あとは水漏れしていたラジエータも修理し、元通りに組み付けてテスト。
アイドリングも安定し、加速も良くなりました。
これでエンジンは当分はいけるでしょう!
忙しくてなかなか手が回らず、合間合間にちょびちょびやっていたせいで
大分時間がかかってしまいました、すいません・・・。