ヒーターの効きが悪くて
去年の冬は寒い思いをしたということで
今のうちに修理してほしいということで入庫。
個人売買で最近購入されたということです。
早速ヒーターをかけてみますが、ぬるい・・・。
これでは冬は寒いでしょう。
車のヒーターはエンジンの冷却水を
室内に導いて暖房に利用していますが、
ちゃんと冷却水が行ってるのでしょうか。
エンジンルームの奥、
黄色い矢印が冷却水の入り口と出口です。
片側は熱い、もう片側はぬるい。
どうやら室内のヒーターユニットが詰まり気味で
温水がうまく導かれていないようです。
まずはヒーターユニットを脱着しなくても良い範囲で
内部洗浄してみます。
すると・・・
こんなに錆が出てきました!
今回はこの作業で無事ヒーターが効くようになりましたが
次に同じ現象が起きたらヒーターコア交換が必要になるでしょう。
今回の錆の原因ですが
おそらく以前のオーナーさんの頃に
冷却水をこまめに交換されてなかったのでしょう。
冷却水には防錆剤が含まれていますが、
ずっと交換しないでいると防錆効果が落ち、
冷却水路に錆が発生して詰まりが発生し
ヒーターが効かなかったりオーバーヒートの原因になったりします。
エンジンの冷却水は、車検ごとの交換をおススメします。