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ATが3速のまま変速しない

  • ats-info
  • 2024年6月27日
  • 読了時間: 2分

H21年式インプレッサ 2.0i 走行97,000km



AT OIL TEMP警告灯(黄色矢印)が点灯して

加速が悪くなったとのことでご入庫です。


走行テストの結果、警告灯が点灯してATが3速固定になっているようです。


診断機でコードを確認すると

P0768 シフトソレノイド4系統(シフトソレノイドD)

と出ました。


変速のための油圧回路を切り替えるソレノイドバルブ(電磁弁)系統のうち

ロー&リバースクラッチデューティーソレノイドの不良または

出力回路の断線、ショートの場合に出るダイアグコードです。


配線に異常がないことから、ソレノイドバルブ本体不良の可能性が高くなりました。

分解してみます。


車両をリフトアップし、ATのオイルパンを外し、ソレノイドバルブが付いている

コントロールバルブASSYを外します。




ロー&リバースクラッチデューティソレノイドの抵抗を測ってみると、

0Ωのため内部が断線しているようです。


さて修理となる訳ですが、ソレノイド単体で交換できれば良いのですが

単品の部品支給はなく、コントロールバルブASSYしか供給がありません。

新品の価格は税抜\155,000!



年式・走行距離からもそこまでのお金をかける訳にもいかず、

中古のATを仕入れてコントロールバルブのみ交換することにします。

幸いにも中古のATが安く入手できました。


コントールバルブ交換

オイルストレーナー交換

ATF入れ替え


あとはエア抜きと初期学習を行い、走行テストの結果は良好。

無事に修理完了となりました。

 
 
 

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