H21年式インプレッサ 2.0i 走行97,000km
AT OIL TEMP警告灯(黄色矢印)が点灯して
加速が悪くなったとのことでご入庫です。
走行テストの結果、警告灯が点灯してATが3速固定になっているようです。
診断機でコードを確認すると
P0768 シフトソレノイド4系統(シフトソレノイドD)
と出ました。
変速のための油圧回路を切り替えるソレノイドバルブ(電磁弁)系統のうち
ロー&リバースクラッチデューティーソレノイドの不良または
出力回路の断線、ショートの場合に出るダイアグコードです。
配線に異常がないことから、ソレノイドバルブ本体不良の可能性が高くなりました。
分解してみます。
車両をリフトアップし、ATのオイルパンを外し、ソレノイドバルブが付いている
コントロールバルブASSYを外します。
ロー&リバースクラッチデューティソレノイドの抵抗を測ってみると、
0Ωのため内部が断線しているようです。
さて修理となる訳ですが、ソレノイド単体で交換できれば良いのですが
単品の部品支給はなく、コントロールバルブASSYしか供給がありません。
新品の価格は税抜\155,000!
年式・走行距離からもそこまでのお金をかける訳にもいかず、
中古のATを仕入れてコントロールバルブのみ交換することにします。
幸いにも中古のATが安く入手できました。
コントールバルブ交換
オイルストレーナー交換
ATF入れ替え
あとはエア抜きと初期学習を行い、走行テストの結果は良好。
無事に修理完了となりました。
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