H18年式 フーガ350XV
エンジンチェックランプが点灯するということで
入庫いただきました。
早速、スキャンツール(診断機)で内容を確認してみます。
空燃比センサー バンク1
空燃比センサー バンク2
と出ました。
V6エンジンなので、左右それぞれ1個ずつ付いている空燃比センサが
エンジンコンピュータに返してくる数値がおかしい、というエラーですが
・センサーの不具合で返ってくる数値がおかしい
・別の不具合で排気ガスの数値がおかしい
のどちらかのようですが、二つのセンサーが同時におかしくなることは
ちょっと考えにくいので、主に吸気系におかしなところがないか調べていきます。
まずは、診断機で排ガスに関係しそうな数値をみていきます。
「空燃比補正値」というのがありますが、100%を超えています。
エアフロメータで測った吸入空気量から計算した燃料噴射量に対し、
空燃比センサで排気ガスを測定した結果、エンジンコンピュータは
「燃料が足りていないので燃料を増やす必要がある」と判断しているようです。
そこで吸気系を調べた結果・・・すぐに原因が判明しました。
インテークダクトが経年劣化で破れていました。
その結果、エアフロメーター(黄色矢印)よりも下流でエアの吸い込みがあり(赤矢印)、
吸入空気量が正確に測れていなかったようです。
応急的にダクトをテープで補修し、
再度診断機で数値をみてみます。
空燃比補正値がどちらも100%以下になりました。
どうやらここが原因だったようです。
というわけでインテークダクト交換で完了となりますが、
破れた部分のみの部品供給が無く、ダクト丸ごと交換となり
部品だけで税抜\19,300もします・・・。
Comentários